皆さん、こんにちは。企画デザイナーの市原です🎀
先週からの引き続き繊維のお話、本日は科学繊維についてのお話です。
化学繊維
科学繊維は、天然繊維の性質を目標に、あるいは、天然繊維に欠けている種類の性能を与えることを目的に研究開発されて、人口的に製造される繊維です。
①再生繊維
主に植物体の自然に存在するセルロースを取り出して、科学薬品で溶解し、繊維状に再生したもの
<レーヨン(ビスコースレーヨン)>
原料は木材のパルプ。木材中のセルロースを繊維に再生してもので、綿や麻に良く似た性質を持つ。
独特の光沢があり、ドレープ性に優れている。
染色性、吸湿性、放湿性にも優れているが、麻や綿ほどの強さはなく、濡れると弱くなる。
さらに、摩擦にも弱くひっぱりの強さ、防しわ性、寸法安定性にも劣る。
<ポリノジック>
レーヨンの欠点をカバーし、レーヨンに比べて、より綿に近い性質を持ち、光沢とドレープ性がある。
<キュプラ>
原料は綿花から、綿をとった後の短い繊維。レーヨンに似ているがレーヨンより強い。
<精製セルロース繊維>
原料は木材パルプ。レーヨンと同様、吸湿性、放湿性に優れ、染色性もよい。
レーヨンに比べ、引っ張り強さ、形態安定性に優れ、レーヨンにように湿潤に弱い欠点はない。
科学繊維は、まだ、半合成繊維、合成繊維とありますが、長くなりそうなので、
来週にお話しようと思います🎶
では、また来週。。。