皆さん、こんにちは。企画デザイナーの市原です🎀
先週からの引き続き繊維のお話をしたいと思います。
先週の表にあったように天然繊維と科学繊維に大きく分類されます。
天然繊維の中に
<綿(コットン)>
わたの木の種子にできる ”綿花”が原料。
主成分はセルロースで丈夫で高い吸湿、吸水性を持つ。
一般に繊維が細く、長く、しなやかで光沢があるものほど高級とされている。
【原産国別の種類】
・海島綿(シーアイランド綿)
産地はカリブ海の西インド諸島。天然繊維のなかでは絹についで細く、光沢に優れている。繊維が細く長く、超長繊維綿に属し、世界でもっとも優れた品種とされている。
・エジプト綿
産地はナイル河沿岸、海島綿についで良質で、細くて光沢があり、強いため、高級とされる。
・ピマ綿
産地は米国南西部。充分な太陽と水で完熟させた高級な綿花。独自の高貴な艶としなやかさを持つ。スーピマ綿は米国スーピマ協会のピマ綿の商標。アメリカで生産される綿の中で圧倒的に多く生産されているアプランド綿との差別化が図られている。
・インド綿
高級スピン綿もあるが、多くは短く硬く、太番手の糸や、中入れ綿として用いられる。
【繊維の長さによる種類】
・長繊維綿
繊維長が長く、細いため、薄くなめらかで光沢のある、柔らかい高級な布地をつくることができる。
・中繊維綿
世界の生産量の90%をしめる、もっとも一般的で用途の広い品種。
・短繊維綿
繊維長が短く、もっとも安価な綿。
<麻>
麻の種類が多いが、衣類用の繊維としては、亜麻(リネン)苧麻(ラミー)が使われている。
主成分は綿と同じ、セルロースで伸びにくく、硬直で強いという特徴を持つ。また、吸湿性に優れ、シャリ感があるため涼感が得られる特性がある。そのため、春夏用の素材として敵しているが、反面しわになりやすく、染色性が劣る、摩擦によって白化しやすいなどの欠点もある。
今週は、天然繊維についてのお話をしました。
次は動物繊維についてのお話をします。
では、また週末に。。。