♦編物(編組織)の知識♦

皆さん、こんにちは。

企画デザイナーの市原です🎀

 

先週の金曜日が祝日でしたので、本日の配信になります。

今週は編物について、お話をしようとい思います。

 

【 編物(編組織)とは?】

編物とは、糸目の編目(ループ)がつながって生地になっているもので、

ニットともいいます。

ニットなら、皆さんわかりやすいかもしれません。

ループのつなぎ方はさまざまですが、緯(よこ)編と経(たて)編の2つに大きく分けられます。

ループをよこ方向(コース)につなげていく方法を「緯(よこ)編」といい、

ループをたて方向(ウェール)につなげていく方法「経(たて)編」といいます。

 

①よこ編組織

よこ編には、4つの基本的な編方(編組織)があり、この基本組織を変化させること

によって、さまざまな編物がつくられる。

<平編(天竺編)>

もっとも基本的な編み方(編組織)で、編物の表と裏でループの見え方がことなるため、

表と裏がはっきり区別できる。

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<ゴム編(リブ編・フライス編)>

平編(天竺編)の表目と裏目がたて方向に交互に配列される編み方(編組織)。

ゴム編はリブ編ともいい、1列交互に配列される場合「1×1リブ」、

2列ごとは、「2×2リブ」という。

丸編機で編んだ「1×1リブ」のゴム編をフライス編みという。

横方向に伸縮しやすいという特徴をもつ。

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<両面編(スムース編)>

ゴム編をダブル(2重)にした編み方(編組織)。

表裏両面とも編目が緻密で編物表面の凸凹が少なくなるためスムース編ともいう。

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<パール編(ガーター編)>

平編(天竺編)表目と裏目が、よこ方向に交互に配列される編み方(編組織)。

たて方向に伸縮しやすいという特徴を持つ。

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②たて編組織

たて編には、よこ編のように明確な編組織による分類はないが、

代表的な2つの編機による分類で分けられます。

<トリコット機>

トリコット機で編まれた、たて組織を「トリコット」という。

針床が1列のトリコット機を「シングルトリコット」

針床が2列のものを「ダブルトリコット」という。

<ラッシェル機>

ラッシェル機で編まれた、たて編の組織には、「パワーネット」「ラッセルチュール」

「マーキゼット」などがある。

また、柄組織で表現されるものには、「ラッセルレース」などがある。

 

今週はここまでになります。

編物もいろいろありますねーーー。

今回もお読みくださり、ありがとうございます。

来週は、織物についてお話したいと思っております。

では、また来週!

 

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