皆さん、こんにちは。
企画デザイナーの市原です🎀
今週末は少し気温があがるようなので、みなさん、体調管理に
お気をつけください。
先週で、現代のボディファッションまでいきつきましたが、
これは下着が誕生してからのお話です。
今回はその誕生よりも前にお話になります。
<下着の誕生以前>
フランスのロセール洞窟で発見された、約4万年前の板石浮彫の男子立像は、
腰ひものようなものが彫られています。
この考古学的事実により、人間が衣服をまとったのは約4万年前とする説が
一般的です。
では、なぜ人は衣服を身に着けるようになったのか?
様々な説のなかで代表的なものとしては、
1.保護説
2.羞恥心
3.美化説
4.階級説
などがあげられます。
その後、植物の葉を素材とする原始衣料や野獣の皮などが着られるようになり、
さらに、紐衣の小片のエプロンを幅広くして腰の周囲に巻きつけたものが
スカートの起源といわれています。
いずれにしても、古代においては、上着と下着の区別はなかったようです。
古代エジプト時代に織物技術を発明した人類は、腰巻き風の「ロインクス」
を着始めます。
やがてこの腰衣が変化し、この時代の後期には、ローブ形式やペピロス形式の
ものがもてはやされるようになりました。
またこの頃、バストラインを強調するため、ローブのアンダーバストを
美しいベルトで締める風習が生まれています。
これが今につながるブラジャーのはしりといえそうです。
今週はここまでにしますね。
次回は「クレタ島で生まれたファンデーション」について
今回もお読みくださり、ありがとうございます。
では、また来週末!!!